
カバカバのハーブとしての効果
カバカバは南太平洋諸島原産のハーブで、緊張と不安を和らげる効果があるとしてサプリメントにも使用されているハーブです。
強いストレス環境下に置かれて、心身ともに緊張している人に落ち着きと安らぎを与えてくれるハーブです。
カバカバは抗不安薬と同じ効果ががあるといってもいいハーブといえます。
有効性を裏づける研究は11件以上発表されていて、カバカバが不安と神経過敏を和らげ、更年期障害の睡眠を改善するとの研究報告も2件あります。
カバカバをハーブとして使う場合の副作用
カバカバの抗不安作用の効果は確かなものであり、疑問の余地がないとさえいえますが、問題なのは副作用です。
カバカバの副作用として懸念されるのは肝臓機能に障害を引き起こす可能性があるという事。
イギリスをはじめとするヨーロッパの数か国では、肝機能障害を引き起こす可能性があるとして一時使用が禁止されていた程です。
肝機能のテストにおいて、カバカバのエキス剤を摂取した人たちのなかから肝障害が起きた人が見つかったためにこうした措置が取られたそうです。
もちろん、肝機能障害を引き起こす可能性は、起こらない可能性に比べれば圧倒的に低いという事ができますが、安全性を考えれば、肝機能障害を示すような症状がある場合はすぐに医師に相談するようにしましょう。
肝機能障害の症例
倦怠感、腹痛、嘔吐、暗色尿、白色便、眼や皮膚黄胆など。
また、妊娠中や授乳中の人もカバカバを使用することは控えるべきとされています。