
キンキは
キンキはというのは市場で出回っているいわゆる市場名ですが、正式名称としては「キチジ」といいます。
地方によって呼び方にも変化があり、北海道・宮城ではキンキン、青森ではメンメン、茨城ではアカジ、神奈川の三崎ではアスナロと呼ばれています。
大きさは全長で20~30㎝程度で、目と口が大きいのが特徴的な白身の魚。
ここではそんなキンキの栄養や効果について解説していきます。
キンキの栄養にはEPAやDHAが豊富
キンキには不飽和脂肪酸のEPAとDHAが豊富に含まれています。
EPAはコレステロール値を下げ、血液の流れをスムーズにしてくれ、血圧を下げる効果があるので、高血圧や動脈硬化を予防することにつながります。
まだ、悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす働きがあるので、虚血性心疾患にも効果があります。
胃腸炎や皮膚の炎症を予防し、アレルギー反応を減らす作用もあります。
DHAは、脳や神経細胞組織の発育、情報伝達をスムーズにして、記憶力の低下を予防したり、目の働きを良くしたりします。
DHAもアレルギー反応を減らす作用があります。
キンキのビタミンEは活性酸素から体を守る!
キンキには、ビタミンEが豊富に含まれています。
ビタミンEは、細胞膜や生体膜を活性酸素から守る作用があり、また赤血球を酸化から守り、さらには、溶血性貧血を予防します。
また、性ホルモンの生成、分泌にかかわり、生殖機能を維持する作用があるとされています。
キンキのビタミンDはカルシウムの吸収を助ける
キンキには脂溶性ビタミンであるレチノール、ビタミンDも含んでいます。
ビタミンDは、カルシウムとリンの体内での吸収を助け、これらの血液中の濃度を一定に保つことによって骨や歯への沈着を促進させます。
さらに筋肉の機能も良くします。
不足すると歯茎が弱まったり、カルシウムの吸収が悪くなることによって骨粗鬆症になりやすくなります。
キンキはタウリンも含む
キンキの血合いには、タウリンがたくさん含まれています。
タウリンの良く知られた効果としては、タウリンは、心臓の強化、血栓症を予防、肝臓の再生を促進する働きがあります。